これまで、ベッドで端坐位が取れない方の移乗は、職員2人がバスタオルを利用して行っていました。
この移乗介助は、ノーリフト委員会発足と同時に実施した職員アンケートでも「負担の大きい介助」の最上位に上がっていました。
そこで、販売店から床走行リフトのデモ機を借りて約1か月間、ご利用者様の移乗に使用してみました。
バスタオル移乗とは比べものにならないくらい楽に移乗でき、何よりご利用者様の車いす移乗後の姿勢がとても改善されることに驚かされました。
また、コロナ禍において、荘内の消毒等の作業が増えたことから、職員の負担軽減と感染症対策を徹底する業務時間を捻出していくため、そして、できるだけご利用者様と職員の接触を避けるためにも、床走行リフトを導入することがベストと判断しました。
仮にもしも万が一クラスター等発生し、職員が減少した時にも、離床介助が一人でも行える体制を整えることができます。
そこで思い切って、1階用と2階用の2台を購入、本日納品となりました。
まだまだ、リフトを使用する対象者は限られてます。必要な方全員に使用できるように、職員の研鑽を重ねなくてはなりません!